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ガールズ&パンツァー 最終章 第3話のhyutakakのレビュー・感想・評価

4.5
流石の満足度でした。50分ほとんどを戦車戦が占めます。
シリーズを重ね、様々な戦車戦が描かれてきましたが、全くマンネリを感じさせない新しい戦車戦が見れます。密林そして暗闇の中を戦車が縦横無尽に走り回り、曳光弾や機銃、照明弾を駆使して戦います。緊迫感があり、とても楽しめました。

戦車戦の展開も素晴らしい。指揮官、そしておそらく最も練度の高い最高戦力として大洗女子の中核であるあんこうチーム、これに集中砲火を浴びせる知波単の戦略。ハラハラさせられますが、流石西住殿と唸らせられます。このあんこうチームへの集中放火は後半戦の伏線にもなっており、見事な構成でした。

また、日常シーンは皆無ですが、戦車戦を通してキャラクター達はしっかり描かれています。予想外の展開を見せた知波単の成長と大攻勢から、主人公達はもちろんですが、むしろライバルを応援したくなるキャラクター描写が見事です。

クリフハンガー的なラストから続きを早く見たくて堪らないですが、気長に待ちます…
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