ボルケーノ・パークの変リクセンのネタバレレビュー・内容・結末

ディザスター・パニック映画に必要な迫力はそれなりにあるものの、いくつか決定的に足りない点があるので、及第点とは言えない作品だと思う。

個人的に問題だと思うのは以下の4点。
①火山の噴火（に伴う事故死含める）の被害者は引いた画で亡くなるケースが多く、真に迫った怖さが伝わらない。
②人が死ぬシーンは、基本噴石で吹っ飛ばされる人中心で、死亡するバリエーションが物足りない。マグマの破壊力を描いた「ボルケーノ」の優秀さを改めて感じる。
③噴石が人に当たるタイミングがさほど予想の上をいかないので、驚きがない。
④劇中出てくる火山を利用したテーマパークにそこまで魅力がない。

まあこんな感じでもうちょっと工夫してほしいと思う反面、冒頭で述べたように火山の噴火という迫力を感じることはそれなりにできるので、粗い点に目を瞑れさえすれば、映画館で見て損はないと思う。