mew

昨日より赤く明日より⻘く-CINEMA FIGHTERS project-のmewのレビュー・感想・評価

-
シリーズ自体が小竹正人さんの世界。
というのを踏まえてみないと!

後味悪くてその後を自分で考える感じは好きだけれど、受け止めていたら感情の行き場に全くキリがないのでそういう考え(から生まれる作品)もあるんだね。と流すしかない。心にずっしり来る。内容が思っているより濃い、オムニバスで咀嚼する時間が短いからそう感じるのかも。こんなにエネルギーを使う映画を観たのはひさしぶりかもしれない🎞


お芝居はアドリブもあるらしく繊細で、すごく良い!だからこそこころに真っ直ぐ突き刺してきて上に書いたような感情になる。("COYOTE"、"怪談 満月蛤坂"のお話にて)

"BLUE BIRD"は『全員死刑』のようなカオス感、だけどちゃんと意味がある。作中に出てくる幸せに関する台詞とBLUE BIRD=青い鳥=幸せを運ぶ鳥、繋がり方が良い🕊
"水のない海"は起承転結の結が好み。
亜嵐くんのお芝居は今までで1番好きだし、メンディーくんの、キャラクターの色が濃くない役は新鮮なのにとても馴染んでいて良かった。

演技力が問われる役ばかり、そんなお話たちに溶け込む普段アーティストとして活躍する6人、役とよく向き合ったことが分かる。ありそうでない非現実的・唯一無二の作品が詰まった一本!舞台挨拶付き上映では仕事と電車の関係で監督さんと俳優さん達のお話を聞くことしか出来なかったけれど、聞いたうえで改めて観るのがすごく楽しみだなあ🌕
mew

mew