べじ

女子は敷居を跨げば七人の敵ありのべじのレビュー・感想・評価

3.9
『誰が為の映画か』

女子が溜まって騒ぐ為の名前ばかりの映画研。
廃部の危機を逃れる為、彼女たちはメガホンを取る。

どうしようもなくキラキラとした青春を見せつけられた気がする。
どんな映画的な展開よりも、泥臭く真っ直ぐに何かをするのがいつだって青春だ。
8人もいれば本当にキャラが多種多様で、でも悪い人なんて人もいなくて、それぞれがお互いを好いているのが凄く伝わってきた。
こういう造り手の為の映画はすごく好きです。
私たちは傍観者でいい
ところであのギター少女は必要だったのかしら?

タイトル、元からある言葉なのかなと思って調べたら男なんだね。
女で生きてるからかも知れないけれど、女の方が敷居を跨げばよっぽど敵がいそうな気がする。
でもさ、いるんだよ、そんなのどうでも良くなるくらい、愛しい人達が。

女子は敷居を跨げば7人の敵あり。
されど、8人の友あり。
べじ

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