感想をまだ上手く持てない。
一生持てないのかも。
ここで終わってくれるなよと思ったところでまんまと映画が終わってしまって呆然とするしか無かった。
映画の節々でタイトルの意味を考えてしまった。
都会のコンサルうんぬんは置いといて、主観的に見たら悪は存在しない。
でもそれは自分から見た景色であって、全てにとって悪ではない状況なんて存在しない。
この構造は怪物っぽさもあった。
正直絶対悪があった方が幾分も心が楽だ。
誰も悪にできない事は悲しい事でもある、どこにも逃げ道が用意されていない
自然と地続きに暮らす人間と都会の人間は絶対に分かり合えないし、自然と人間も分かり合えることなんて無い
「あったまりました」
「味の感想じゃないですよね」
のパンチラインが凄すぎて息できなかった。
高橋さんからしたら管理人の話にしろ本気で心が動いてついて出た行動や言葉たちだろうけど、村の人達にとっては害でしかない。
自然と人間もやっぱり分かり合えない事をはなちゃんが教えてくれる
やっぱり最近見たPerfectdaysと比較しちゃうな。
あの映画でみた木漏れ日はあんなに暖かかったのにこの映画の自然には冷たさと不穏さがずっとあった。
どちらも結局、根本のところから、少しづつどうにもならないところまで来てしまった成れの果てなのかな。
こんなにつらつらと書いてるけど、何かを分かった気になるなよ私
