コロナ禍で最も影響を受けたと言っても過言では無い高橋ヨシキさんの映画。
普段から言ってる事が映画化されてて、とても面白く見た。
見回り隊の連中のムカつき具合にどれだけ激怒できるかが、この映画の鍵だと思う。
この見回り隊の連中、一部を除き基本的には腕力も無さそうなジジイどもで構成されてるのがとても良かった。
俺は漂流教室で一番身震いするシーンが、小学1年生がクラスの担任を縛り上げて殴るところなんスよ。普段腕力が無い連中が権力側になった時に、集団で暴力を振るう時のゾワっとする感じがとても良かった。
あと、音楽が凄く良い。音楽のお陰で、ずっとグイグイ話が進み、あっという間にラストだった。
ラストシーンの曲も良かった。うわ、映画見た!って感じ。
ただ、正直予告編の印象まんまで終わった感はある。もうちょい目も当てられないくらいの悲惨な事があっても良かったかなあ。終盤、あるキャラがとんでもない処置をされてた所は息を飲んだんだけど、あれ級の事がもっと欲しかった。
そうすれば、「俺は、お前らを殺す!」を劇場で合唱できたと思う。
まあとにかく見てる間中、めっちゃ小池百合子じゃんとは思った。コロナ前に撮影してると思うけど、コロナ入った時の、夜の街攻撃、嫌われモン攻撃なんて、まんまこの映画の通りだよね。
タバコ万歳!