こんにゃく

オールドのこんにゃくのネタバレレビュー・内容・結末

オールド(2021年製作の映画)
3.8

このレビューはネタバレを含みます

SCP-xxx オブジェクトクラスKeter
って感じでした。

旅行に来たある家族が、ホテルの支配人に気に入られ、特別なビーチに招待される。そこで日暮れまで遊ぶ事にするが、なぜか子どもたちが急成長し…という非現実展開。
同じく招かれていた主人公以外の家族が、脱出しようとするもどんどん死んでいったり、病気が悪化し攻撃的になってきたりとちゃんとスリラー展開もあり、でも最後には旅行に来る前は不仲だった主人公の両親が悲劇を得て死ぬ時隣にいるのはお互いがいいと思い直せたりと、時の流れは悪ことしか招かないわけではないというメッセージを感じる作品でもありました。

実はこのビーチはとある薬品会社の実験施設で、主人公たちは選ばれた被験者。
こうゆうのは全員そこで亡くなり、また何も知らない新たな被験者が送り込まれ…というのがセオリーですが、
最後には何とか逃げられた人たちが告発するのが意外ながらも後味を悪くさせすぎなくて良かったと個人的には思います。序盤に伏線を貼っていた事がわかる最後の展開にもかなりテンションが上がりました。