2022/No.109
先行プレミア上映会
上映前に監督が、この映画のきっかけは、無縁仏のドキュメンタリーと言っていて、重いなと思ったけど、ご自身が言っていたとおり笑っていい映画で、さすがムロツヨシ、って感じでくすくす笑えるシーンが散りばめられていた。
一方で、松山ケンイチは、撮影時期はコロナ禍で亡くなった人もいて、仕事仲間も亡くして、引っ張られそうになったけど、自分自身は一人では支えきれないから、この映画で支えてくれる人に気づけたらいい、と言っていて、重いけど、とても心に響いた。
生きることについて考えさせられるストーリー。松山ケンイチ演じる山田は、生きていてもしょうがないとどこか絶望してる中で、やはり生きていく。ムロツヨシ演じる島田は、図々しいけど、孤独をごまかしたい図々しさでどこか憎めない。
人と人との関わりや絆を思い出させてもらった気がした。
舞台挨拶に登壇した、吉岡秀隆や満島ひかり以外にも、緒形直人とか、江口のりことか、豪華キャストが脇を固めていて、独特だけど身近に感じるシーンが多くある。
