のぶ

ビリー・アイリッシュ 世界は少しぼやけているののぶのレビュー・感想・評価

3.6
ビリーアイリッシュ好きのための映画。
大音量でビリーの音楽も楽しめるし、プライベートな部分まで見れるから絶対ファンには観てほしい
この映画見る前は、ビリーは若くしてスターになったから人生楽しいことしかないだろうなと思ってたけど、この映画をみてその裏ではすごい苦労をしていることが分かった。
意外にも楽曲制作は嫌いで、それでも音楽を作り続けるのは彼女が曲に込めた想いに共感してくれるファンやビリーに音楽を教えた家族への恩返しであるんだなと感じた。
特に兄貴のフィニアスは、レーベルからの意見をビリーに直接伝えないように気遣いながら、共に楽曲作りをしていて大変であったと思う。
だからこそ、最後のグラミー賞でフィニアスがプロデューサー賞を獲ったときは嬉しかったし、ビリーもとても喜んでいたのでその兄弟愛に感動した。兄貴だけじゃなく、ビリーの身の回りの友達や家族全員がツアーであったり、音楽活動を献身的にサポートしているからこそここまで有名になれたんだなと感じられた。この映画では、触れられてなかったけど親友のテンタシオンが亡くなったことはビリーにとってものすごく辛かったことだと思うし、もともと精神が強くはないからいろいろ敏感に捉えてきつくなることがあると思うけど、これからも表舞台で活躍し続けてくれることを願ってる。
また、この映画ではチック症であったり、精神が不安だった時の日記であったり、センシティブなことも映していた。何も隠さないでありのままの自分を発信し続けるビリーはかっこいいし、その姿勢だけでも見習っていこうと思った。
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