「ゲームをやった人には駄作、そうでない人にも」
ネタバレあり
ゲームは2を少しやった程度。ミラ・ジョボビッチ主演はシリーズを一通り観賞済み。
本作の予告を見た時、バイオハザードらしいホラー要素が強くてゲーム1、2を彷彿とさせるものだったので期待をして観賞した。
洋館に入ってからしばらくは、ホラー的な恐怖要素やスリラー的緊張感の高さもあり集中できたが、中盤から後半にかけてはストーリー進行が早すぎるため、何が物語の根幹で、何に恐怖を抱けばいいのかわからず置いてきぼり感が強かった。
ゲームをやったことがない人にはさらに辛い気がする。
リサ・トレヴァーとかいきなり出して、知らない人には何のこっちゃだろう。
アンブレラの研究のこと、ウイルスのこと、ゲームなら時間をかけて謎解きできるが、これらにほとんど触れないまま映画を進行すると、かなり薄っぺらい物語になってしまう。
個人的に好きなクリーチャーのリッカーの出番が少なく、さらに弱いのがとても残念。リッカーのCGもかなり粗いため画面で浮いているのも萎える。
G生物の第1形態はそこそこ良かったんだけどなー 第2形態はもはやオリジナルのデザイン要素が少なく安っぽいB級モンスターになっていた…
キャラクターに関しては知識も思い入れも薄いので、配役やキャラ設定は気にならなかったが、どうやらゲームをしっかりやった人には大不評のようなので、オリジナルへのリスペクトを欠いたということなのだろう。
良いところは、やはり中盤までのホラー的な物語とゾンビの演出。
ゾンビの演出はミラ版よりも恐怖感あり、気持ち悪さあり。
ストーリーももうちょっとゲームを知らない人にも丁寧だったら良かった。星3.0