最序盤、ポンポさんのセリフ
泣かせ映画で感動させるより、おバカ映画で感動させる方がかっこいい
これを聞いて、観る価値のある作品だと確信した。
マーティンがジルベールに変わる瞬間、
ジルベールが雷雨の中、小屋の屋根を修理するシーン
監督が我儘を通した瞬間、
アランの覚悟を感じた瞬間、
何度も感動した。
だけど本作を 泣ける映画
なんて陳腐な批評は絶対にして欲しくないと思った。
監督という立場、並々ならぬ思い入れのある作品から、削ぎに削いで90分に仕上げる。そこにこれだけのドラマがあることを思い知らされた。
最高にクールな映画だった。