デザイナーの菅谷晋一さんのインタビューやアトリエでの作業を中心に菅谷さんにデザインを頼んだミュージャンたちや音楽関係者たちのインタビュー作られたドキュメンタリー作品。
ほんわかした本人のキャラクターに和まされながら普通にみているけど、菅谷さんは"デザイナー"の皮を被ったとんでもない才能を持つ人だと言うのがこの作品でわかりました。
確かに、思想の根底は"デザイナー"なんだと思うんですが、
あんな風に絵を描いたり、
彫刻を作ったり、
写真撮ったり、
タイポグラフィ組んだり、
そんなに色んな事普通のデザイナーは出来ないですよ。
あのキャラに完全に騙されます。
すごいな。
ドキュメンタリーとしてもすごく面白く、
想像してたドキュメンタリー映画によく似てるけど全然別物でした。
ドキュメンタリーと言うと、
よく監督やディレクターの影が全体的にチラつくのですがその影が限りなく薄いです。
わかりやすい例だと、
監督の声が入ってたり、
監督自身が出てきたりすることもあるし、
質問がテロップで説明されたり、
ナレーションが入ったり、
そういう影がめちゃくちゃ薄いです。
テロップなんて外国人が喋る時くらいで、
今喋ってるのが誰なのか、
どんな質問してるのか一切わからない。
でも、何となく何の話をしてるのかは伝わって来る監督のスキルの高さに驚きました。
まぁ、流石に河本ヒロトとかマーシーとかオカモトレイジなんかは名前出なくてもわかりましたけどね 笑