ずっと気になっていたのに観るのが遅くなってしまったアムステルダム。
キャスティングの豪華さ以外は一切の前情報なしで鑑賞しました。
一番強く感じたのはウェスアンダーソン監督作品のような印象。主人公によるストーリーや心情の語り、バストアップの画、どこかリアリティを感じさせない振る舞いや映像、あと何よりも音楽。
あからさまに似ている訳ではないのになんだか同じような印象を受ける作品で、最後まで楽しめました。
女性陣のアップのシーンだけでも大満足、というくらいの圧倒的な美しさにも感動です。
批判が多かったり成績が悪かったりというのがにわかに信じがたい印象です。
強いて言うなら、他にもレビューしている方がいらっしゃいましたが、ロバートデニーロが登場して以降、その圧倒的な存在感に主人公3人組が押されていた感じは確かにありました。ただそれも、ロバートデニーロファンからすれば嬉しい。
私にはすごくどんぴしゃりな映画でしたが、確かに好みが分かれる作品かもしれません。同じような嗜好の方と話してみたい。