フミコハル

めぐみへの誓いのフミコハルのレビュー・感想・評価

めぐみへの誓い(2020年製作の映画)
3.6
終始、怒りと悲しみでいっぱいになった。

何故そんなことをされなければいけないのか、何故私なのか。昔の出来事を掘り起こして、恩返しをしなければいけないというイチャモンを付けられて腹が立つ。

突然、さらわれて家族らと引き離される。洗脳と文化の違い。もう全てが「苦」。良いシーンなどなかったです。


北朝鮮の人全員を非難するわけではないのですが、考え方が偏りすぎて怖い。みんな本音を押し殺して生きているなんて、私には考えられない。それは生きていると言えるのか?これぞ、生き地獄。

横田めぐみさん役の菜月さんの演技が物凄く良かったです。引き込まれますし、難しい役所なのに、完璧にこなされていて圧巻されました。これからの活躍が楽しみです。


後味が悪くスッキリしない。これが映画の中だけの話だったらよかったのに。
フミコハル

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