サリンジャー

トリュフォーの思春期のサリンジャーのレビュー・感想・評価

トリュフォーの思春期(1976年製作の映画)
4.2
まとまっていないような群像劇ですが、「小さな恋のメロディ」や、「マイライフアズアドッグ」のような雰囲気と子供たちの自然な演技が素晴らしい。

教師が生徒に語るシーンはこの映画の一番の醍醐味。偉ぶらず生徒と同じ立場で語り、教壇の上に座って話したり、教室の後ろで話したりと、生徒の近くで語るところに親近感がわく。
「子供は自由じゃない」という言葉はとても響く。