クロワッサン

私は確信するのクロワッサンのレビュー・感想・評価

私は確信する(2018年製作の映画)
4.0
検察側、弁護士側、警察側のするべき役割がわかりました。

弁護士は仮説や「たしかそんな気がする」、「詳しくは覚えてないけど」などの曖昧な回答ではなく、確信が持てる証拠と矛盾が生じない確実な発言をして欲しいのに10年前の事件だから皆んなの記憶が曖昧なのと、当時の警察の怠慢により確信を持てる証拠や発言がないことがこの映画の肝です。

また、デュポンとノラがお互いが協力をして確信を持てる証拠を探すのだが、弁護士ではないため仮説を考えて発言してしまうノラと確信の持てるものから発言をするデュポンとの方向の違いに悩ませる。
よくある映画ならば、2人で協力して犯人を見つけるが、この映画は2人の領分がしっかりしていた。

見た後スッキリはしないが裁判とはどういうものか知ることができた。