私は確信するの作品情報・感想・評価

私は確信する2018年製作の映画)

Une intime conviction

上映日:2021年02月12日

製作国:

上映時間:110分

ジャンル:

あらすじ

「私は確信する」に投稿された感想・評価

いちご

いちごの感想・評価

3.8
@fansvoicejpオンライン試写会にて鑑賞。フランスで実際に起こった失踪未解決事件をベースとした法廷サスペンス。途中まで冤罪を晴らす為奔走する主婦と弁護士の活躍を描いたものだと思っていたが最終弁論で放った強烈なメッセージで目から鱗。本当の真実とは何か。深く考えさせられた。
大好物の法廷もの。一足お先にオンライン試写会で、、^_^

実際にあったフランスの裁判をもとにしながら、主人公のノラという創作の女性を登場させて、裁判制度の問題を彼女目線で見ていく臨場感があります。

宣伝文句に「ヒッチコック狂の完全犯罪?」とあったのですが、それは当時マスコミが勝手に報道しただけで、被告人はヒッチコック映画より、ミュージカルとか楽しい映画の方が好きと言ってます^^; そこ期待すると外します。裁判制度そのものに焦点を当てた硬派な作品です。

最初トントンと進むので事件の事をある程度知らないとついていくのが大変かもしれません。

一度疑われた人の無罪を証明することの困難さがよく分かりました^^;印象というのはやっかいですね。だからこそ、マスコミ報道とか、印象操作というのは大きな問題です。

人が人を裁くということの本質に迫る数々の問題を提示しながらも、法廷ミステリーとしてのエンタメ性もある作品だと思います。

ラストの弁護士による最終弁論は鳥肌ものです!
Fan'sVoice様オンライン試写にて。
10年前、3人の子供を残し突然消えた妻スザンヌ
彼女の遺体もなく、殺人なのか家出なのか分からない完全犯罪
その容疑で裁判にかけられたのは夫で大学教授のジャック
夫婦関係は冷え切っており家庭内別居状態、妻には愛人有
シングルマザーのノラは息子の家庭教師をしていたジャックの娘の為に捜査に協力
敏腕弁護士のエリック指示の元、通話記録から無実の証拠を拾い集める。

焦点としてはジャックが有罪か冤罪か。
捜査の御粗末さ、虚偽の証言、10年という月日の経過故曖昧な記憶
決定的な証拠はなく推測だらけに成り立つ犯人像
一審での無罪判決からの二審での流れ
真実に手が届きそうなのに…これは犯人捜しの裁判ではないとやきもき。。
陪審員制度は日本もとっているし第三者目線は大事だと思うと同時に危険も孕んでいて恐ろしいなと思った。
moon

moonの感想・評価

4.2

オンライン試写会

とてつもない衝撃に胸が震えた

完全犯罪を創り上げた検察と
10年間、戦い続けた妻殺害容疑をかけられたヴィギエ事件

疑わしきは罰せずではなく
仮説を真実にすり替えようとする裁判の恐怖
誰も信じる事ができない

最終弁論の圧倒的な正義に
私は1人の傍聴人になっていた

実話に基づいた作品
@FansVoiceJP





怖かった
裁判とは何か
本当に考えさせられた
推定無罪という言葉の中に込められた
人生の重さ
長い期間、本人も家族も時間を奪われてしまう

疑われただけで、人生が変わる

この作品を通して、
自分自身も
疑うことに責任を持つことは、
大切だと思った

主人公の女性が、この事件に情熱を傾け
少しずつ積み重ねた真実のカケラと

弁護士の加害者を守ろうする熱意
2人の衝突
考え方のぶつかり合いが
この作品の醍醐味ともいえる

フランス裁判の違いもみれてよかった

個人的に法廷作品好きだな
実際にフランスで起きた未解決事件をベースにした法廷劇。刑事裁判モノが好きな私としては、じっくりと裁判の様子が丁寧に描かれていて興味深かった。陪審員に加え、主人公が調査員の動きを取り、それが裁判の流れを左右する点も日本と違っていて面白い!弁護士の最終弁論はかなり心に響く名シーンです。
ヤマハ

ヤマハの感想・評価

3.8
FansVoiceJPオンライン試写で観賞。
フランスで実際に起きた失踪事件を元に描かれた法廷サスペンス。
主人公のノラが被告人の無実を証明するため膨大な量の電話記録から事件の全容を執念で追い求めていく展開にハラハラしながら見れた‼️

アフタトークではフランスの裁判制度も学べた❗
kassy

kassyの感想・評価

3.9
オンライン試写にて。

フランスで実際に起こった未解決事件ヴィギエ事件をモチーフにした裁判サスペンス。

妻が失踪し夫が妻殺害の容疑をかけられるもの、立件できず。しかし二審でまた裁判にかけられる事に。事件発生から10年もの月日が流れ、夫は精神的にも参っていた。彼の無実を信じる主人公ノラは、敏腕弁護士に協力を仰ぎ、真相を探ることになる。

実際の事件がモチーフで、ノラというキャラクターはフィクションとの事なのだが、ノラが証拠として渡された250時間もの通話記録を手がかりに裁判を進めていく様がとにかくスリリングで面白い!さながらミステリー小説のような面白さだった。
冤罪か?有罪なのか?真犯人とは?無罪を信じ続けるノラが周りが見えなくなるほどのめり込んで行く様に狂気を覚えながら、ぐいぐい惹きつけられて前のめりで見てしまう。フランスでもヒットしたのが頷ける。

フランスの司法制度では陪審員(日本でいう所の裁判員)が非常に重要で、重い罪ほど陪審員にゆだねるべきという思想なのだそうだ。これはフランス革命から200年以上続く伝統なのだそう。
いかに陪審員に"確信"を抱かせることが出来るか。
有罪という確たる証拠がないことをいかに陪審員に訴える事が出来るかが非常に重要な焦点になる。
ラストの最終弁論は必見の演技だ。

ノラに関しては観ているこちらとしてはなぜそこまで…!と思ってしまうが、ラストの表情にグッと惹きつけられ、裁判の難しさを改めて感じさせる作品だった。

非常に骨太でオススメの裁判ドラマである。
8637

8637の感想・評価

2.5
陪審員=ある意味の素人に対する説得は間接的な暴虐。
容疑者も弁護士も証人も、裁判では立場に見合う人間の価値すら問われている。
エンタメ性・映画的な沈黙・一人の女性と照らし合わせた"事実"など、誰でも観やすく進められる法廷映画だったと思う。予習があれば尚良いのかもな...

冒頭から日本の悪い改変があって二度手間的な感じもするのだが、本編のクオリティで忘れさせてくれる。
どことなく「THE GUILTY ギルティ」を思わせる聴覚の使い方やスタイリッシュさは真面目だけでない映画の証拠。
更に終盤の弁論シーンは打って変わり劇伴のない中、正義が心に語りかけて来る。

誰でもない存在、とも言えるノラの影響もあり二審は本格的に始まるのだが、人間の甘さというのはそこにある気がする。
自分勝手さから自分自身が"狂人"として動かされるオチ。「自分の力でしか何ともできない」と情熱を持って動くことへは感心するが、経験として、何を残すことを望んでいたのだろう。

100%の善悪なんて絶対に決まらない世の中で裁判という制度が確立されて、有罪と無罪の見分け方すらも偽物で、「仮説」ばかりしか立てられない、非常に曖昧な環境の中で問いかける彼らだが、もはやそれに固唾を呑んで頼るしかないのかもしれないな。
オンライン試写
フランスの実在の未解決事件「ヴィギエ事件」の裁判がベース
法廷ものはやっぱり見ごたえある

試写後は金塚彩乃さん(弁護士・フランス共和国弁護士)のトークあり
Fan's Voiceさんの試写はいつも映画の内容の専門家のアフタートークがあるから充実!!

推定無罪、冤罪がテーマ
フランスは「重い罪こそ市民が裁くべき」と陪審員制度を用いている
日本の裁判員裁判はフランスのものを導入

陪審員に「内なる確信」を要求する、正義を求める
この映画の監督は「確信」は「印象」という不合理なものであり感情の一種であることから
裁判の問題点を提起したそう

自分が裁判員に選ばれたら?
「印象」に動かされてしまいそうでこわい
日本の「サマヨイザクラ」という漫画を思い出した

映画のあらすじはこんなかんじ


ヴィギエ事件
大学教授ジャック・ヴィギエの妻スザンヌが失踪し
ジャックは妻殺害の罪にとわれるが証拠がなく第一審で無罪になる
しかしその後も好奇の目にさらされ裁判が終わるまでの10年間、人生を奪われる
子供たちは父親を信じている

映画では再びジャックが裁かれる第二審メインで描かれる

主人公である架空のキャラクター・ノラ
息子の家庭教師がジャックの娘だったことから
第二審の弁護士を手伝うことになる
有罪か冤罪か?フランスで起きた未解決失踪事件を基にした法廷サスペンス。誰が真実を語り嘘を吐いているのか。我が身も省みず真相を追う支援者ノラに終始はらはら。警察の捜査、司法の在り方にも迫る。
フランスの重罪院の陪審員だけでなく、日本の裁判員裁判でも、誰かの確信が誰かの運命を握ることの重大さを感じた。
弁護士モレッティの内なる言葉による最終弁論に心を打たれた。とても良かった!

試写会後のアフタートークも充実していて、法律や裁判に疎い私にも分かりやすいお話で理解が深まりました。

Fan's Voiceオンライン試写会にて
2021年家鑑賞12本目
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