我々は常に大罪を犯しながら生きている。また、廃れたこの世界に生まれ、欲望を満たしつつ、自制心を保つ。そして無関心を美徳と謳う、、。
この世にうんざりする気持ちわかるわ〜
終始陰鬱な雰囲気の中で、ストーリーは進みます。
人間の性質の真髄をつく犯人の恐ろしいほど知的で、完全なる殺人計画はお見事でした。
刑事としての自分、一人間としての自分との葛藤。銃を放てば自分の気持ちは報われるが、打ったら犯人のゲームに負ける。この二律背反は、こちらの感情も揺さぶられました。(ブラピ〜)
後味が悪すぎるこのバッドエンドは、観賞後もじわりと記憶に残りづけるこの映画の魅力の一つだと思います。