Ken

SOMEWHERE TO DISAPPEAR~アレック・ソスと往くアメリカの果てのKenのレビュー・感想・評価

3.6
2022年56本目。
神奈川県立近代美術館のアレックソス展で見た。

アレックソスという写真家は、写真をプロジェクト的に撮る人。その人の「Broken Manual」という作品の撮影に同行したドキュメンタリー。その作品はいわゆる世捨て人たちや彼らの生活を撮影したもの。
だから本作にもなかなかにすごいところで生活している人たちがたくさん出てくる。

アレックソスは彼らとコミュニケーションをたっぷりと取りつつ、撮影を行う。だからそのような人たちの考えや生活を見ることができるドキュメンタリーでもある。


見ていて思い続けたことは映画の「ノマドランド」だ。あの作品のように生活している人たちと、あの作品のような美しい映像。
本作の中でアレックソスがこういう人たちも愛情を欲してる的なことを言ってたけど、ファーンもそうだったのかも…?


ドキュメンタリー見てから、もう一度「Broken Manual」の展示を見たけど、やっぱりよくわからなかった。
そんなコミュニケーションを経て、なぜアレックソスはあのような写真を撮影し、選んだのだろう。美術のセンスないのでわからん。もやもやといろいろ思うことはあったけど。
まぁそのもやもやが嫌いじゃないから美術館行っちゃうんですよね。
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