カセットテープに吹き込まれた言葉
長く大事にしてきた年代物の車
「音さんの全てを本当として捉えるのは難しいですか」
「ただ単にそういう人だったと思うことは難しいですか」
いなくなってしまった現実との向き合い方
忘れちゃいけないんだと背負い続ける生き方
苦しいこともつらいこともあるけれど生きていかなければならない
"そしてあの世で申し上げるの
私たちはこんなに苦しみましたって、涙を流しましたって、つらかったって
すると神様は私たちのことを憐れんでくださるわ"
「僕は正しく傷つくべきだった」
無理矢理感情に蓋をしたことで伝えることができなくなってしまった
「自分の心と上手に、正直に折り合いをつけていくことじゃないでしょうか」
村上春樹の小説が元になってるというのもあるけど印象的な台詞がたくさんあった
思わず"女のいない男たち"読んでしまった
【ドライブ・マイ・カー】だけではなく【シェラザード】や【木野】などから拾い、構築されたこの作品
大変面白かった、滑り込みで見れて良かった...