車という舞台をしゃぶり尽くす。狭い空間の中で育まれる友情、ある場所からある場所への移動、隣席の緊張感、ドライバーという他者。
パラテクストの挿入が映画全体のリズムをつくる。
照明と演技がたまらん。
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原作は村上春樹の短編集「女のいない男たち」の中の同名の小説。自分は読了済。
映画の内容は、ドライブマイカーの内容に加え、上記の短編集の中の、他の短編の小説も盛り込まれており、映画オリジナルの内容も…
公開時に劇場で鑑賞したぶり。細かいところを忘れていたけど細かいところまでしっかり美しいなと感じました。3時間近くあるけど長さや飽きを感じさせない。聡明な作品。
演劇内のセリフが登場人物たちの生活や…
I loved how the relationships between the characters, each with their own background, evolved throu…
>>続きを読む人生いろいろ。人それぞれ。
隣にいても聞けないことは永遠に聞けない。
自分の事さえわからないのに他人をわかる訳もなく…
知らなくても良い事もある。
言わなくても良い事もある。
どこかに折り合いをつけ…
村上春樹、西島秀俊、尺180分弱
と観るのに覚悟がいる作品で
冒頭は水が合わないかと思うほどの
村上春樹調というか、言葉の奔流が溢れていて
このまま全編行くのか?と思ったわけだが
主設定が舞台演…
"彼女の愛情を疑ったことはなかった
疑いようがないんだ
おとはすごく自然に僕を愛しながら僕を裏切っていた
僕たちは確かに誰よりも深くつながっていた
それでも彼女の中に僕が覗き込むことができないドス黒…
村上春樹のねっとり感は割とアク抜きされてて意外にも淡々とした雰囲気だった
人によっては怒りや、憎しみなどが強く出てしまうかもだけど、そう言った点でいうと我慢というより、悲しみはあるけれど、過度な期…
©2021 『ドライブ・マイ・カー』製作委員会