車とドライバーのキャスティング、あとはいくつかの方向転換(車や音楽)だけ良いと思った。
基本的には、ウケそうな時事ネタを織り込んでドラマとして見やすい構成に仕立てた脚本頼りの映像という感じ。
タ…
〈仕方がないの〉
〈生きていくほかないの〉
ユナの手話がずっと美しかった。
家福がみさきに煙草を差し出し、二人が初めて車中で横並びに映るシーンも好き。
家福たちにとっての音の特別さが『シェエラ…
アカデミー賞受賞ということで期待しすぎました。あれもこれも詰め込んで“◯◯の世界観”を演出したい意図は理解できますが、取捨選択ができていないため、その流れが途切れ、上映時間3時間近くに及ぶ作品として…
>>続きを読む面白かった。頭の中でシーンや声が編集されて勝手に再生されて重なって、車という軸がある。生きていくしかない、あと何年生きなければいけないのか、苦しみながら、そして死んだら神が憐んでくれる。傷を癒やし合…
>>続きを読む「だから音を失ってしまった 永遠に いまわかった」
ようやくさいごまでみることができた、あとでかくかもしれない 良い映画だった 濱口竜介の映画をみると、いつもぐるぐる考えてしまって、それなのにそれ…
完璧💯
村上春樹を読んでいる時の感覚とほぼ同じだった。村上春樹ワールドの理解と体現が完璧で感動した…。
どれだけ深く致命的に失われていても、どれほど大事なものをこの手から簒奪されていても、こうし…
俳優・演出家の家福が、亡き妻音のことを、若手俳優高槻、ドライバー渡利、自分自身を通して知る事になる。
家福が、渡利の助手席に座り車内でタバコを一緒に吸うシーンは絶望・怒りを感じた。しかし、渡利の地…
「他人の心をそっくり覗き込むのは無理です... 本当に他人を見たいと思うなら、自分自身を深くまっすぐ見つめるしかない」(高槻)
「ただ単にそういう人だったと思うのが難しいですが?」(みさき)
知る…
よく、村上春樹の短編を映画化した。しかも約3時間の超長編。メタファーを多く用いる村上作品を、ひとつひとつ世界観を壊さぬように具体的な事物へ落とし込んでいっただろう脚本制作は本当に大変だったと思う。
…
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