原作が入ってる女のいない男たちのオムニバス的な作りになってたな。
設定とかはかなり違うけど要所要所に各短編の断面を散りばめてる感じ。
原作知ってるから最初はあんまり入り込めんかったけど、後半1時間でグッと引き込まれる系、できれば映画館で見たかったな。
現実の苦しみからの逃避を、対峙っていう部分は村上春樹が表向きに訴えたいであろう内容を原作以上に引き出しててよかった。
映像はなんか紙の本の余白を連想させるようで、必要以上に音楽を使ったり、煌びやかな演出なく淡々と進む感じも良かった。でも映画として初見で最初から最後まで同じモチベーションで見るのは結構むずそう。長いし。
