今年は映画にまつわる映画が本当に多く公開されてるなあと思いつつ試写会に足を運びました。
実際に起こった現象が登場人物のセリフから飛び出した時に何の驚きを感じなくなったのは、僕が10年前、そして1年前に起こった出来事を現実として受け入れて日常に取り込んでいる。
その事実に少し納得しながら物語を見ていました.
閉館間近の映画館を救うため主人公の姿と、なぜ主人公が一生懸命になるのかを過去の回想と共に丁寧に描いていく。
高畑充希さんと大久保佳代子さんのやり取りは、思わずクスッとしてしまった。
その会話のテンション感が、現代パートの柳家喬太郎さん演じる映画館の館長とも繰り広げられるのが非常に心地よかったです。
腹の足しにはならないけど、映画に救われた人がいるのは事実で、実際あの場で見ていたほとんどの人がそんな体験をしたことがあるのではないか?
無ければ、こんな情勢の中足を運ばないだろうと…(もちろん感染対策を講じた上で来ている)
自分は上京してからミニシアター、シネコンで色々な映画に会ってきて、そんな状態で見たので登場人物たちの想いがすごく伝わってきた。
こんな世の中でも映画って必要だ。
改めて感じさせてくれました。