葵蘭シネマ

浜の朝日の嘘つきどもとの葵蘭シネマのレビュー・感想・評価

浜の朝日の嘘つきどもと(2021年製作の映画)
2.8
福島のテレビ局開局50周年記念で製作された今作。震災によって崩れた家族の在り方も絡めながら、古びた映画館の再興に動く人々を描いている。

ちょっと色々詰め込みすぎて、劇場再興にかける想いも、自身が敬愛した恩師への想いも、地元住民の離れてしまった家族への想いも、全て中途半端で消化不良に感じてしまった…

結局、劇場存続に関してはハッピーエンドとなる訳だけど、結末の付け方もかなりの力技に思えて…

地方・都会に関わらず小劇場の苦境は良く分かるし、映画好きとしてとても共感出来る部分が多いけれど、そんな贔屓目に見ても良作とは言い辛いかなぁ…