あつし

サン・ラーのスペース・イズ・ザ・プレイスのあつしのレビュー・感想・評価

3.4
余裕こいてたら大阪では終わってしまっていたので、慌てて駆け足で京都まで。観に行った人からの感想や、ネットなどの記事から受けた軽い予備知識を持って、わけわかんないことを覚悟して観に行きましたー。構えずに観たのが良かったのか、思ってたよりは普通に楽しめました。

宇宙船の光り具合とか音とか、今の感覚ではチープなんですが、まぁぶっ飛んでるな〜と。音楽もこれでいいのか?と思うところもあったけど、合っているところはバチバチにハマっています。全部サン・ラーだから当然といえば当然ですが。

ストーリー展開が無理やりだな〜ってのは、まぁそれはそれでいいんじゃないでしょうか、ぐらいのユルい気持ちでいいと思います(笑)でもメッセージ性は感じ取れましたね、時間感覚みたいなものとか、現実と幻想の感覚とか。合ってるのかはわかんないけど。最後はちゃんと落とし所がついてると思いました。

サン・ラーやフリージャズとかに触れたことがなくても、いい意味でチープだったりサイケなものが好きな人は観てみてもいいのでは、80年代ぐらいまでの特撮好きな人とか!面白いかは保証しませんが。カルト、と一言で片づけるにはもったいない一本だと思います。
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