サン・ラーのスペース・イズ・ザ・プレイスの作品情報・感想・評価

上映館(4館)

サン・ラーのスペース・イズ・ザ・プレイス1974年製作の映画)

Space Is the Place

上映日:2021年03月05日

製作国:

上映時間:81分

ジャンル:

あらすじ

「サン・ラーのスペース・イズ・ザ・プレイス」に投稿された感想・評価

自称土星生まれで、フリージャズの枠に収まらない作品を多く発表した作曲家サン・ラーが脚本、音楽、主演を務めた本作はジャンル的にはSFになると思うが、彼の楽曲同様にそれからもはみ出していると思う。
1969年頃に地球から姿を消していた大宇宙議会・銀河間領域の大使サン・ラーは、音楽を燃料に大宇宙を航行し、遂に理想郷とも言うべき惑星を発見する。
彼はアメリカにいる黒人のブラザーをジャズのソウル・パワーで理想郷へ同位体瞬間移動させるという移送計画を立てるが、NASAをはじめとしてそれを妨げようとする者たちが現れる。
本作は、1960年代後半から70年代初頭にかけてカリフォルニア大学バークレー校で「宇宙の黒人」という講義をしているサン・ラーの存在を、アヴァンギャルド・アートのプロデューサー・ジム・ニューマンが目に留めて実現した。
それにしても大学で「宇宙の黒人」という講義があるというのも凄いが、自称土星人をメインにこのようなアヴァンギャルドな映画を製作してしまうのも“That's incredible!”だと思う。
しかし1974年に製作されて47年も経ってから初公開というのも“That's incredible!”だが、コロナ禍でメジャーなハリウッド作品が公開延期となり、先のトランプ政権時代に保守化が進んで人種差別が拡大し、更に貧富の差が益々広がった今に本作を公開した理由が本編を観ていると感覚で伝わってくる。
人種的抑圧、貧富による格差社会、そのことによる不寛容の横行、そして止めを刺すようなコロナ禍、このような世界から理想郷へ逃れたいと誰もが心の底で願っているような気がする。
ましてや理想郷への道が心沸き立つフリージャズを彩られていたら最高だと感じる人もいると思う。
やっとニューヨークの映画館が入場制限はあるものの再開したというニュースを目にしたが、なかなかメジャー作品が公開されない分、このような“レア物”が上映されるのも“怪我の功名”と言えるかもしれない。
朋

朋の感想・評価

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歴代ナンバーワン理解不能映画だったけど視覚情報ラブだったのでTシャツ買いました
kimihito

kimihitoの感想・評価

3.8
2021_022

言いたいことは理解できたけど、細かいところはパンフレット読んで補足します
ひたすら圧倒されてた
艹

艹の感想・評価

3.0
前情報なしで行ってしまったからマジで謎映画で終わってしまった 無念 ビジュアルはいい 不安になって
面白かったけどサン・ラへの理解が深まるか深まらないかは謎です!
Busceo

Busceoの感想・評価

3.4
変というか不思議な編集テンポと設定はともかく、話自体は割とちゃんと伝わるようになってて(黒人救済なのに相手も黒人なのはなんでかなと思ったけどただ黒人がどうのという話なのではなく祖先云々のことも絡んでいるからか?)最後まで見れた。

開始10分ぐらいで鼻水が止まらなくなり何事かと思ったら人生初の自然出血鼻血で、終わってからハンカチ見たら真っ赤に染まっててビビった。これがコズミックスピリチュアルジャズか!!
misq

misqの感想・評価

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ポスターがカッコいいという理由だけで観に行こうと思っていたのですが、私がSun Raをサン・ラーと認識できなかった馬鹿者だっただけで、数年前から好きだった曲がこの人の曲だったことが判明しました。

なのであらすじの意味不明さには目を瞑りつつわりとウキウキと観に行ったのですが、ふつうによくわからなかった笑

でもよくわからなかっただけで、決してつまんなかった、クソ映画だったっていうわけではなかったので不思議な感じです。
話の内容自体はなんとなくわかるし良い映画だったと思います、観て良かったです。


それに今作をきっかけにサン・ラーの他の曲も好きになったし。
あと新宿シネマカリテ初めて行ったけど、いすがふかふかでよかったです!
ひ

ひの感想・評価

3.2
音楽詳しい方々のレビューのおかげでこの作品のことやっと理解できました🙏

今まで観た映画で1番ぶっ飛んでたビジュ最高だった
skk

skkの感想・評価

2.7
sun raは木星人を自称するスピリチュアル・ジャズの重要人物で、いくつか音源は聞いたことあったんですが、映画公開の報を聞いてなんだそりゃ??という気持ちで鑑賞

話としては宇宙からやってきたsun raがアメリカのブラック達の救済を図る、というところでしょうか
話の中で、sun raがアフロ・フーチャリズムに行き着いた思想的なバックグラウンドが垣間見えたような気がします その当時の黒人社会の置かれている状況が「間違っている」ことに対して「正しくする」ことを目指すカウンターであったのだな、と私は理解しました
また、音楽は流石sun ra arkestraで、何かと交信するようなコズミックでフリーキーなジャズ演奏は素晴らしいです

ただ、映画作品として面白いかと言われるとちょっとどうでしょう… 所々の造形は面白い(宇宙船とか)ものの、話としては破綻しているところも多く、私は何見せられてるんだろう…感が否めず、若干意識も飛んでしまいました

後半、「ソウルパワーだ!」と言って扉の鍵を突破するシーンは笑ってしまいました
意味不明というか、
だいたいのストーリーやなんとなくの思想は理解できるんだけど、
理解できる範疇の外にあるものが多くて難しい。
演出の非凡さと、言語を超越したものを映像で物語ろうとする感じが好みだった。少しチープな感じもまたいい。