愛する者や祖国を守るため、女性である事を隠して兵士となったムーラン。
中国の古典物語を、本家中国で実写映画化した歴史スペクタクルアクション。
ディズニーのムーランは中国の古典物語とも伝説とも言われる「花木蘭」をモデルにした創作物語なので、面白いかどうかは別にして本作の方が原話に近いのかも知れません。
ディズニー版と比べるとムーランは年齢が高めですが、これも原話だとそうなのかも知れない。ムーランを演じるフー・シェ・アーさんはキリッとした美人で華はあリますね。
しかし…女性らしさが出て過ぎていてこれでは女性だとバレバレ…。
お客は呼べないかも知れないがもっとボーイッシュな方か中性的な方をキャスティングした方がリアルだったかなと思います。
日本でいうと宝塚の男役の方のような、凛々しい感じの人の方が向いているような。
ムーランが父親のに変わりに出兵する理由の説明はもう少し丁寧にすべきだったように思えます。葛藤が無さすぎてあっさりし過ぎなのですよね。
他の方が仰っていた最後の一文で興醒めって言っているのはなんだろうと思っていたのですが…。
あれは確かに興醒め…。ルーツかも知れないけど、急に現実に引き戻すなよと…あれで全てが台無しになりましたね(´・ω・)
あの1番の戦犯にももっとなんかないとなぁ…。
剣術アクションやその他のアクションシーンはワイヤーアクションを多用して、女性ならではの軽やかでしなやかなアクションシーンを見せていて良い。ムーラン以外のアクションシーンもアクロバティックで見映えして見応えはあります。
きらびやかさは無く話は暗いし血しぶきやゴア描写は強めなので、家族向けではないと思います。合戦シーンも迫力があって良い感じではある。
無理だとは思いますがディズニーのムーランを頭から追い出せばそれなりには楽しめる武侠アクションだとは思います。
まとめの一言
「あの一文が余計」