スタントウーマン ハリウッドの知られざるヒーローたちのnanyateのネタバレレビュー・内容・結末

100年前、映画の世界では女性が活躍し、女性たちは危険なアクションも何もかもこなしていた。映画が金を生むことがわかり、映画の世界は男の社会になった。
男性社会のスタント業界で道を切り開いてきた女性たち。女性にはできないと言われ、あの車を運転していたの女性だったの？と驚かれる。男性たちは自分たちの失敗を棚に上げて女性スタントの失敗を笑い記憶する。泊まりが無理なら仕事をもらえないから結婚や育児との両立すると仕事が減ると言われ、家庭に時間が裂けなくなるからアクション監督を目指すのはやめたほうがいいと言われる。日々訓練を積みプロとして危険な仕事をこなしても褒め言葉は「女の子なのにすごいね」。

私たちには想像もできない痛みが付き纏い危険と隣り合わせで日々トレーニングを重ね監督が求める最高の演技をするプロフェッショナルとしてのかっこよさと、私たちにも見覚えがある男社会でたたかう女性としてのかっこよさが詰まっていた。

これからアクション映画を観るのがもっと楽しみになる。