ミシェルロドリゲスがナビゲーターを務めるスタントドキュメンタリー。映画黎明期より始まる女性スタントマンの歴史、数々の大作映画の裏側を覗けます。
確かに非常に勉強になる作品ではあったが、ドキュメンタリー映画として上質か？と問われると首を縦に振れない。様々な人物の視点が乱雑に入り混じるので、もう少し軸を絞って欲しかった。例えば、出番が多い“元ワンダーウーマン役”の方を実質的な主演に据えるとか...。
“アクション監督”という仕事に関して「“女性は男性より繊細”だから男性よりもアクション監督向き云々〜」という旨の偏見的な言葉を(関係者の男女共に)述べていたシーンが無性に心に引っかる。それって性差の問題なんだろうか？性差よりも個人の資質が問われる部分じゃないのか？
映画の題材上致し方ないが、あまりにも男女二元論に囚われすぎている描写が他にも多数見受けられた。
