経年変化

風の餌食の経年変化のレビュー・感想・評価

風の餌食(1927年製作の映画)
3.6
クレールのフィルモグラフィにおいてはどの作品とも接合しなそうな変化球的一本。とにかく暗いし辛いが、対になった空/陸での運動が躍動を獲得する過程には高揚。
サスペンスフルなシーンになった時の柳下さんのピアノ伴奏がいつになく力強かったような。終には柳下さんが作品を牽引し始めていたような。

サイレントシネマデイズ2020@国立映画アーカイブ