アクション映画
伊坂幸太郎原作『マリアビートル』の映画化。
何も考えずに観る映画。
原作のポップなところがよく出ている。
ブラッド・ピットのレディバック(てんとう虫)はなるほど適役だったなと観た後思えた。
レディバックは幸運の虫と言われているけど、この映画では真逆で次々と不運に見舞われる。
この不運さを嘆きながらも、何とか前に進もうとしている中年の真面目さがブラッド・ピットに合っていた。
アクションがこの映画の醍醐味。
個性的な殺し屋が次々と出てきて殺し合う。
原作に出てきた嫌なガキも出てきて、原作に無い結末もそれなり納得した。
(原作では、少しモヤモヤしたので)
ハリウッドが表現する東京のネオンの感じや、やっぱり日本で闘うのは刀とかのアクションも従来通り。
それすらも楽しめた。
因果応報がストーリーの所々に出てくるが、それすらもご愛嬌。
でも何故人を殺すことは気にせず、車内で静かにする事はきちんと守ろうとするのかな。