Fernweh

ブレット・トレインのFernwehのレビュー・感想・評価

ブレット・トレイン(2022年製作の映画)
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原作読んでないけど、いい意味で伊坂幸太郎を感じさせる要素が、画面にはまるでない。諸外国が全力モードで誤解している定番の「日本」の姿みたいなものが映ってる。
俳優の不在か、もはやあえてなのか、中国、香港、韓国、台湾、日本は、それぞれの目立った文化も、何らかの時代で止められていて、それを混ぜ合わせて一緒くたにしたものが、この映画上の日本とされている。ニュース番組とか、寄せる気すらなくて(似ちゃったら困るからなのか?必要ないという明らかな判断)、潔い。違和感MAXの存在しない空間の物語。
というのもあって、色々に関して、フルスイングのコメディーとして見られる。

事実は知らないが、日本語シーン(親父とのやりとり)になる瞬間に、伊坂幸太郎が書いたものとは違う何かが画面にあると、役者の一挙手一投足と、誤解された感満載の場面作りから感じる度、また笑う。

伏線回収にかかったり、全部が繋がるところだけ、伊坂幸太郎?選曲とかは誰の仕業なん?原作の読者に話を聞きたい。笑
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