がんつ

ボクたちはみんな大人になれなかったのがんつのレビュー・感想・評価

3.6
《内容》
43歳独身の男が初恋の相手の
Facebookを見つけたことを
きっかけに回想する恋愛映画🎦

《詳細》
ネット掲載で評判になり、書籍化されて大ヒットした恋愛小説を映画化。
主演は『怒り』『モテキ』の森山未來、彼の初恋の相手を『タイトル拒絶』『ステップ』の伊藤沙莉が演じています。

《感想》
“ エモい ”っていう言葉の正しい使い方がわかりませんが、きっとこの映画はかなりエモい。

だって、1999年12月31日のラブホテルでノストラダムスの大予言が当たらなかったことを確認した後、2000年1月1日に「今度CD持ってくるからね」と言って、彼女がいなくなるんですよ!?エモぉ‼️笑

初恋の相手も絶世の美女とかじゃなくて“ 思っていたよりブスじゃなくて良かった ”っていうリアルな彼女なんです。
でも本当に魅力的で、田園風景の真ん中で「おいでよ!」って言う彼女の姿が本当に可愛いんですよ。
そんな彼女を「彼女は、自分よりも好きになった人」って表現するのも良い。
確かに自分よりも好きになるって、かなり好きなんだなって感じます🤔

43歳の現在から過去に遡っていく構造にすることで、いかに彼自身が思い描いていた大人になれなかったのかが痛々しいくらい伝わってきます。
それでも365日経つと、勝手にまた大人になってしまうんですよね。エモいわ。ほんま。

本作は本当に、良いものでした!
がんつ

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