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Eggs 選ばれたい私たちのゃのネタバレレビュー・内容・結末

Eggs 選ばれたい私たち(2018年製作の映画)
3.0

このレビューはネタバレを含みます

この映画の「産みたくないけど、残したい」というテーマが気になって観に行きました
独身主義の女とその従姉妹(ビアン)がエッグドナーの説明会で偶然出会うところから始まるお話です

感想としては「薄いな」ですね
なんで「産みたくない」なのか、なんで「それでも残したい」なのか、たどり着くゴールは同じでもセクシャリティだったり価値観、環境の違いから生まれる、そこに至るまでの思考プロセスの差が描写されることを期待していたら、結局両者とも「生理ってしんどいしお金かかるし、これって子供産まないと無駄だよね!自分の子供残して女性としての役割を全うしないと」だったのががっかりというか……せっかくの2人の設定が全く活きてないぞと思ったし、「産みたくない」の理由にもなってないなと。
異性との交際、性行為、妊娠出産、という所謂「一般の子作り」の過程を飛ばしてただ自分の遺伝子を取り出し人間を生み出すことができるエッグドナーというものに執着した理由がそれぞれの立場から描かれていたらもっと感情移入できたかと。エッグドナーという題材はとても良かったが、「選ばれたい」に重みが欲しかった。
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