「 ‶目には目を” だ」
必殺仕事人 in L.A.
麻薬密売人に妻と娘を殺された大学教授の男が偶然出会った、悪人を容赦ない暴力でねじ伏せる謎のチームに加わって復讐を果たすアクション。
このチーム、現役の弁護士、元警察官などで構成されている三人組。「悪を裁くには相手以上に悪にならなければならない」をモットーに、とりあえず暴力。正に ‶目には目を、歯には歯を” の精神。毒を以て毒を制すともいうな。
ストーリーの核となるのは、家族を無残にも殺されてしまった男の復讐劇なのだが、余計なエピソードが多く、なかなかそっちにストーリーが傾いていかない。自分の会社の若い女性に薬を飲ませてセクハラする社長を成敗する話なんて本当に無駄。本編と何の関係もないので、このエピソードを途中に挟む意味が全くない。単なる尺稼ぎだろうか。
クライマックスのバトルもさほど盛り上がらず、結末も、え? ここで終わるの!? というブツ切り感。何よりもルーク・ゴスが弁護士なんて全然似合わない。
