ぬこぬこマスター

Tokyo 7th シスターズ 僕らは青空になるのぬこぬこマスターのレビュー・感想・評価

4.0
序盤にキャラクター解説もあるので、初心者にも安心仕様。

アニメーションの出来映えは良く、物語もきっちり濃縮されてるのに大事なところは削ぎ落としていない良作。

近未来の事でありそうな事象なのですが、過去の現実にあったアイドル氷河期(1990初頭以降)を体験し、これから復興を試行錯誤する人、アイドルに現実へ蹴落とされてきた人の辛さなどを巧くオブラートに包みつつアイドルというジャンルを描ききってます。

成功のための想定外の現在らしいカラクリや、昔ながらの工作など新旧の戦いとしても見モノです。

また、昨今のアイドルアニメとしてCGモーションを使わないで作品成立させる点についても標準点に対してプラスとして評価したい。
CGが駄目ということではないので悪しからず。
普段行われなくなっていることに対しての技術の継承も大事だということで。

作品7周年記念作という特殊作品というのは勿体ないですね。