今年の邦画の豊作に完全に埋もれてしまっているくらいめちゃくちゃイイ映画でした!
観ていて、あれ?これ誰が主役?てか誰の映画?ってくらいに三者三様の人物によるボクシングストーリー。
一つ言えるのは王道ボクシング映画とは一味違うって事。
監督は「ヒメアノ〜ル」「犬猿」の吉田恵輔監督!!元ボクサーなのかな?
どんなに頑張っても報われない人もいれば、溢れる才能で何もかもをかっさらう人もいれば、全くそんな気もなかったのにだんだんと魅力にとりつかれ才能を開花させていく人もいる。
そして全員に共通するのは”ボクシングが大好き”なんだという事。勝てなくても、追い抜かれても、辞めろと言われても俺たちにはこれが好きなんだ。
俺たちはずっと”挑戦者(ブルーコーナー)”なんだよ。
突出した山場があるわけでもないのに観終わったらめちゃくちゃ爽快感あるのがスゴい…。
松山ケンイチがとにかく良くてラストの”試合”のシーンもそうだし、シャドーボクシング姿にはウルっときたね…。
東出くんも柄本時生も良かった!柄本時生は完全お笑い担当かと思いきや…😧東出くんのいつもの演技も気にならなかったし、鬼気迫る演技はまじ怖かったよ(笑)
余談ですが、東出くんの「揉んで」って意味をわざと間違えて木村文乃ちゃんの胸を鷲掴みするシーンが好きでした(笑)
何か好きな事に打ち込んだり、好きな夢を追いかけたりした経験のある人は必見!!自分も9年間やってきた野球に当てはめたらめちゃくちゃ刺さりましたので🥺