強盗に押し入られても太刀打ちしようとせず夫として父として頼りなく見られるハッチ。
しかし平凡な男ハッチはバスで出会ったチンピラたちの言動を許せず怒り狂っていく。彼の正体とは。ーー
本作への一言
『大人向け 殺戮のホーム・アローン』
どこにでもいる平凡で家族に尊敬されていない、誰でもない「No body」な男が見せる狂気の一面を見ることができる90分。
バスでフルボッコにした男の兄がロシアンマフィアで、弟の復讐のために狙われるハッチ。
どこか「ジョン・ウィック」とストーリーが似てるけど、こういう手の作品って悪者が悪いことして自業自得の結果なのに逆恨みで主人公を追い込んでいくんよね。
人の二面性についての描写が所々あり、テーマなのかなと思った。家を燃やしてひと時の幸せまでも無に帰そうとするところは殺し屋の切なさを感じたし、ハッチの親父さん強すぎ。
