2022/01/16
2022年5本目(劇場2本目)
監督 リドリー・スコット
レディー・ガガ
アダム・ドライバー
ジャレッド・レトー
andアル・パチーノ
"行動と結果"
世界的ブランド「GUCCI」の創業者一族の崩壊を招いた事で知られる女性パトリツィアとその夫マウリツィオ。
二人の出会いと破滅までの物語を描く実話ドラマ。
この話は、世界的スキャンダルとしてよくTVのスペシャル番組で取り上げられているので、内容や結末も大体知っていましたが、巨匠R・スコットの手で映画化されるどの事で大分前から楽しみにしていた作品です。
158分というかなり長い作品で、物語自体も淡々と進んでいるように見えるのですが、セレブ一族のドロドロした内幕と、少しずつ破滅に向かっていく主人公達から目が離せず、飽きる事なく見る事ができた。
主人公を演じたL・ガガ、可愛らしい女性からやがて権力と欲望を剥き出しにしていく悪女に、一方夫役のA・ドライバーは優しく生真面目だった男が図らずも力を手に入れ、次第に変貌していく二人の関係が秀逸でした。
マウリツィオの従兄弟役で出演していたJ・レトーに役者魂を感じた、拍手を送りたくなるような見事な演技でした。