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ハウス・オブ・グッチのmaimai1010のレビュー・感想・評価

ハウス・オブ・グッチ(2021年製作の映画)
3.6
1995年に起きたグッチ家3代目社長マウリツィオ・グッチ暗殺事件が起きるまでを描いた作品。
レディ・ガガってメイクひとつでめちゃくちゃ人相変わるというか、オーラを消すというか、別人になるというか。今回冒頭で出てきたガガ様は正直どこのおばさまかと思ったくらい老けて見えちゃった。でもあの独特な声、喋り方で彼女だと気付きました。ポスター見てても気付いてなかった、、
ガガ演じるパトリツィアと後の夫となるアダム・ドライバー演じるマウリツィオの出会いのシーンや恋に落ちていくまでは昔のフランス映画のように素敵で引き込まれた。二人の関係がどんどん変化していき、グッチ家の確執や崩壊を様々な角度から描いており、160分もの長い作品だとは後から知って驚いたくらいまさかの展開まであっという間でした。
高度成長期まっさかりでバブルの頃の日本人がターゲットにされて御殿場アウトレットに店舗を入れようとするのをマウリツィオの父ロドルフォは反対し、本当のセレブを対象にしたいと願うシーンは何だかちょっとジャパニーズを馬鹿にされたような気持ちにはなったが、それも事実なのだろう。そういうのもひっくるめて面白かった。
スティルウォーターを観たばかりだったので、キーパーソンとなるカミーユ・コッタンが今作にも出ていてびっくりした。
GUCCIは所謂高級ブランドだけど、レトロな感じがして、シェリーラインが入っているオールドグッチが好き。そんな赤と緑をうまく映像で使ってたり、音楽も良かった。人間はこんなにも変わってしまうものなのか、、恐ろしや。
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