このレビューはネタバレを含みます
内地の日本人やくざが沖縄人と連帯して巨大な本土やくざの侵略に抵抗する話。
沖縄の人々の描き方というのは、うんざりするようなステレオタイプとオリエンタリズムにまみれているのだけど、内地の人間に対する敵対性というのははっきりと描かれている。
「博徒外人部隊」は内地の日本人が喜びそうな安易で都合よい物語だなあと思ったけど、それでも深作欣二はアンチ・ヒーローの立場から主人公には地べたを這わせて死なせるのだという指摘にはなるほどと思った。しかしわたしには鶴田浩二の魅力がさっぱりわからない。