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「博徒外人部隊」に投稿された感想・評価

makigai

makigaiの感想・評価

1.5

このレビューはネタバレを含みます

内地の日本人やくざが沖縄人と連帯して巨大な本土やくざの侵略に抵抗する話。

沖縄の人々の描き方というのは、うんざりするようなステレオタイプとオリエンタリズムにまみれているのだけど、内地の人間に対する敵対性というのははっきりと描かれている。

「博徒外人部隊」は内地の日本人が喜びそうな安易で都合よい物語だなあと思ったけど、それでも深作欣二はアンチ・ヒーローの立場から主人公には地べたを這わせて死なせるのだという指摘にはなるほどと思った。しかしわたしには鶴田浩二の魅力がさっぱりわからない。
844

844の感想・評価

3.7
鶴田と安藤が横浜で大手ヤクザにやられて、沖縄で派手に旗揚げする。
沖縄やくざの若山とは心を通わす。
大手ヤクザ沖縄上陸、激突の流れ。
良い感じだけどラスト以外の派手さにかけます。
ラストの神風ランニングショットからのブッ刺しはイケてる。
ラストのカチコミが切れ味鋭く超かっこいい。ダラダラ長くなく、進み出したら止まれない死の片道切符。
lag

lagの感想・評価

3.6
十年の間に消えた女によく似た娼婦と抱き合う時以外サングラスを外さない。突っ走って大怪我してもグラス持ってドアの隙間から覗く早撃ち。ゴルフ場とプール付きで海の見えるホテルは居心地悪い。口笛とコーラスの中で集結する。91分。
りう

りうの感想・評価

-
沖縄に追いやられたヤクザ達の戦いが描かれてる訳だけど、おう…ワイルドバンチやん!とついつい思っちゃった。

実録ヤクザ映画と任侠映画のバランスが取れてるような作品。鶴田浩二のグラサン外さない美学とドアの隙間から見える安藤昇の目と銃を構えてる場面が最高。

沖縄民謡を『分からない、日本の歌を歌え』という場面からの『沖縄の歌で出稼ぎの歌なの』と話される場面の切なさ。

ドライで淡々としたクールな鶴田浩二とあくまでも内地の人を排他するという若山富三郎の圧凄い。眉毛の圧も凄い

そこからラストの血の上で『終』のセンス、エグい
沖縄を舞台にしたやくざ映画

博徒シリーズの一本らしいけどシリーズ見てなくも全然楽しめました

本土でやっていけなくなったやくざ達が沖縄で大暴れするおはなし

もう鶴田浩二や安藤昇が死ぬ程カッコいいし敵の若山富三郎もめちゃくちゃ良い味出してる
後半のストーリー展開もかなり熱いし
身内同士の裏切りとかいざこざも無いしストレートに楽しめる傑作やくざ映画でした

やくざ映画入門編にいいかもしれないです
鶴田浩二はやっぱりかっちょええし、出てくるキャラクターみんなが魅力的でおもろい!!
最後のメンバーになった時のかっちょよさに、カチコミのシーンでの鶴田浩二ので横移動シーンで撃たれて血が弾けるシーンとかめちゃくちゃ良い!
ドスを刺す所が時代劇的に見えてまたかっちょええ!!
とし

としの感想・評価

4.2
組を解散させられた流れ者ヤクザが日本返還前でゴタゴタしてる沖縄に目をつけて流れついたものの、敵対する大所帯の組をやり合うことになる話。 物分かりの良い経済を最優先するヤクザも出てくるが、鶴田浩二や安藤昇や若山富三郎などは己の意地を突き通す昔気質のヤクザ者。 自分の命と引き換えに大将の首を取りにいく様は清々しい。
うーん。痺れる。

名優たちが逃げ水のような死に様を遂げるのは、深作映画の滅びの美学とでも言うべきか。

そしてまた何よりも山下毅雄の音楽。
キャッチーな主旋律と、そのバックで流れる難解なテンションコードが散りばめられた伴奏が癖になる。これはヤマタケグルーヴのほぼ全てに共通する特徴。

ラストシーンにある内田朝雄の死に顔も上手い。個人的な白眉。
takato

takatoの感想・評価

4.2
「仁義なき戦い」の二年前、そして主役が鶴田浩二なあたりが実録ヤクザ映画と任侠映画をブリッジし、両者の良いとこどりなバランスになっている。言うなればヤクザ版「七人の侍」+「ワイルド・バンチ」。


 実録ヤクザ映画は好きだけど、正直やりきれないラストが多くて、映画なんだからもう少しロマンが欲しかった私にはドンピシャな一本だった。主演の鶴田浩二のキャラが、クールにグラサンとスーツでキメているが常に丁寧な口調で凄んだりしないけどカッコイイのは任侠映画の流れを組んでいて、それでいて手持ちカメラによるバイオレントの凄まじさもあって実に馴染む!。


 他のキャラも濃いやつらが多いが、特に安藤昇が素晴らしい!。暑苦しいくらいな時代の俳優たちの中で一人タケシ映画かな?、或いは黒沢清映画かな?ってくらい目が完全に死んでいる爬虫類みたいな底知れない感じを終始出していて素晴らしい。渡瀬さんの暴れん坊キャラも、若山さんの親分感も見事。


 そして、こういう物語はやっぱりこうならなきゃ…なラストシーン。「ワイルド・バンチ」を挙げた時点でおわかりだと思うが、まぁお約束といえばお約束の展開である。しかし、ちゃんとここまで物語とキャラを積み上げてきたからジーンと胸を打つ。やはり男たちが並んで死地に向かう展開は外せない。


 こういう作品のお約束として娼婦も出るが、沖縄という場所の悲哀と重ねて描くことで実に意味ある存在になっている。エグいくらい派手な化粧をしていた女の表情が、最期の別れの時には全然最初とは違う輝きを放っている。


 実録ヤクザ映画の虚無の世界も悪くないが、やはり私はロマンの薫りを残している作品が好きだ。ジョニー・トー先生の作品とか特に。
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