mitakosama

狂猿のmitakosamaのレビュー・感想・評価

狂猿(2021年製作の映画)
3.4
デスマッチプロレスの葛西純を追ったドキュメンタリー。アイアンシークとジェイクロバーツのドキュメンタリーを見ての今作なので、ちょっと見劣りはするが、違う意味で壮絶な内容に絶句する。
もう見てるだけでて痛いって!(笑)

劇中ではヘルニア等で休場に入った所から描かれる。葛西が如何にデスマッチに向かってきたかが、松永・伊藤・藤田ミノル・佐々木・本間などから語られる。
そして葛西は家庭では子煩悩なさまを見せ、一旦リングから離れると復帰できないかも知れないという葛藤を語る。

それでもアメリカでの復帰を目指すが、新型コロナの影響で中止に。
コロナ禍でエンタメが瀕死の中、興行的に厳しくても復帰戦に挑むまでが描かれる。


プライドがやってた頃の00年代はサムライとかのケーブルテレビに加入していたので大日本時代の葛西とかは知ってはいたんだよね。当時からアタマおかしい連中だったが今もってアタマおかしいわ。

その頃のサムライの中で印象深かった話が合って、カミソリの刺さった板を使ったデスマッチで、「恐怖心の割に地味で費用対効果が低い」って言ってたんだよね。
今作を見たら、女性用のピンクのカミソリを固定する板が巨大なカミソリ型に加工してあった(笑)感心するわ!

個人的にイタイタシーンのピークは頬に金串をぶち抜いて通しているいる所。痛ぁい!
やっぱりアタマおかしいよ。(最大級の褒め言葉で)
mitakosama

mitakosama