最初から違和感を感じていたけれど、ダイエット薬の実験場シーンでビビッときた。これ、演劇だ!
舞台設置といい、各キャラの登場の仕方といい、台詞といい、話し方といい、全てが大仰で映画にしては少しわざとらしい。舞台で見るならしっくりくるけれど、スクリーンだと違和感しかない。
そしてドラマを見ずに、今作で初めて科捜研の女を見た人にもわかるように配慮して、急に説明口調になるところもところどころあって笑ってしまった。
リビングでゆったりお菓子でも食べながらツッコミを入れつつダラッと見るには丁度良い感じ。
でもBGMで壮大にネタバレしたり展開を予想させる必要はないんじゃないかなあ。ミステリー映画と聞いていたけれど……これはミステリーではないねえ。