人気ドラマの映画版第3段。過去２作とどんでん返し的な構造自体は一緒なのにネタ切れを感じさせない古沢良太の緻密な脚本。過去２作出演していたものの残念ながらこの世を去ってしまったあの2人も粋な登場をさせていて唸ってしまった。他にも大物俳優のカメオ出演など、コンフィデンスマンだから出来るお祭り映画で面白い。
肝心のストーリーも、ダー子、ボクちゃん、リチャードの3人の本気の三つ巴というこれまでからワンランクアップした内容。これもここまでシリーズを築き上げてきたからこそできる話。何気ないセリフや画面端に映った人なども回収していくので種明かしシーンは面白い。前２作は赤星が敵役だったので食傷気味だったのだが、今回は共闘という形をとっていたので違った面白さがあった。
しかし、東出昌大、広末涼子、真木よう子と何かと騒がせてる人がやたら多いので次回作をやるのも大変そうだが、是非続けて欲しい。
