The story of Diana
私が生まれる前に亡くなった人だけど、何故か小学生の時からとても好きで惹きつけられるものがあって、伝記を図書館で何度も何度も借りては読んでた。改めてドキュメンタリーを見るとその理由が分かった。
主体性と自立と自信
女王である前に1人の女性、母親
固定概念を自身の名声で破壊していく
パパラッチを利用して世界にある問題に注目させる
自分のことを愛して欲しいと願う人ほど愛してくれなくて、誰もが羨むプリンセスでも叶えられないことがあるんだって。ダイアナプリンセスの場合、おとぎばなしと違って真実の愛を見つけられなくて、ハッピーエンドで終わらなかったけど、逆に現実味があって、人間的で、周りの人や弱い立場にある人にその苦しみを理解することに長けて、たくさん愛情を与えられたのだろうな。そういう痛みを知っている人じゃないと、分からないことがある。傷を癒す薬は痛みの中にあるってことかな。だから、自分の息子たちにも乗馬の乗り方とかオペラに行かせたりする以前に、障害者施設への訪問等行う人としての心を育てる教育をしたのは素晴らしいと思った。
短い人生の中で、私たちには経験できないようなことをたくさん積んできた彼女。だけど、彼女らしい彼女の望む人生だったのかなって思うと、、違う気がするそれは本人にしか分からないけど。せめて王室を退位した後くらいのんびり暮らせればよかったのにな。
今でも記者の行いは目にあまるものが多いし、SNSの書き込みも当時より酷くなった。
ダイアナが世に残したメッセージはとても多いけど、その時感じた人の感情がすぐに風化しないようにしないと。何度も自殺しようとしたり過食症になったり、身体はボロボロだったのに自分で最終的に死ぬことを選ばなかった彼女は強い。テレビにでてる人、有名な人ってどこか遠い感じがしてものとして商品化されたり人間味が感じられないようになってしまう。だけど、私たちと変わらない1人の人間だということ、気持ちがあることを忘れちゃいけない。同じような悲劇が起きないとまた目を覚まさないのだろうか。
