ろく

カラーパープルのろくのレビュー・感想・評価

カラーパープル(2023年製作の映画)
4.0
試写会にて。
まずは一言、本当に良かった…!

スピルバーグ版は存じ上げず、ただのミュージカル好きとして見たんだけど、まずは音楽で引き込まれ次にストーリーの重さに体が強張る。音楽主体で進むから一見ライトに渡されてるけど、一つ一つ受け取ると辛く重い。それでも主人公セリーの変化と未来の希望を願って願って見守り続ける。そんな映画体験だった。

兎にも角にも音楽がずっと良い…!
I'M HEREの歌唱後、拍手しそうになった…。舞台だったら、もう手の平の毛細血管がめちゃくちゃになるほど、叩きまくってたと思う。

今作の様なシスターフッドが個人的にとても好きで、妹ネティ、セリーに影響を与えたシュグやソフィア、みんな抱きしめたい。強く優しく温かい人たち。

女性蔑視や差別について、色んな事が浮かんできてうまくまとめられる言葉が今無いけれど、作中男性たちが女性たちにしたことはどんな償いを以ても罪は罪でなかったことにはできない、ということだけは言える。
(追記)当時では割と当たり前・よくある態度かもしれないけど、非道いことは非道いし、今我々がこのくらいはよくあることだし…と思ってることだって、やっぱりおかしくない?と思うこと、嫌な事にはNOを言う事が大事なんだなと思った。

バラバラとまとまらない文章だけど、この映画を見れて良かった!サントラ聞きたい!スピルバーグ版も見たい!
ろく

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