よー

カラーパープルのよーのレビュー・感想・評価

カラーパープル(2023年製作の映画)
4.8
2024年41本目
Filmarksの試写会に当選し、ジャパンプレミアに参加してきました。
大傑作です。
まず、大迫力で画面いっぱいに広がるミュージカルシーンが素晴らしすぎる。
どの曲も大好きになるポテンシャルのある素晴らしい曲で曲が流れるたびに心を掴まれっぱなしだった。
キャストの歌唱力も高く、ミュージカルシーンだけで大満足といった作品。
ただ、それだけではないのがこの作品の魅力。
とにかくストーリーが重い。
見ている側が辛くなるほどに重いのだ。
だが、その中で出てくる登場人物が本当に魅力的である。
ソフィアやシュグのような個性豊かな人物たちと明るい楽曲のおかげでその辛くて重いストーリーが軽くなる。
主人公が辛い生活を送りながらも彼女らとの出会いで人生に彩がもたらされていくのを観客も体感するような感覚を味わった気がする。
唯一の不満点は「ミスター」の落とし所だが、最後の展開のためにはそれも必要不可欠だと思うのでしょうがないと思う。(それにしてもあれで許されるのは個人的には甘いと思う)
キャストの演技も素晴らしかった!(個人的なハリー・ベイリーの歌声も少しながら堪能できたので良かった。)
とても重く辛い話のはずなのに何故か楽しく見られる本作、とても大好きな作品です。
よー

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