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戦場のメリークリスマス 4K 修復版のskのレビュー・感想・評価

3.8
2023-8〈6〉
名前やこれで言うと曲などが有名で、観たことないけど映画自体は知ってる人が多い作品ってどこかいつもがっかりすることが多いけど、ちゃんとおもしろかった。
ずっと映画館で観る期間を逃しまくってたけど、日本最終上映とのことで逃さず行ってきた◎

今年に入って『ラーゲリー〜』を観たばかりだったから、また捕虜かと思いつつも、今度は日本が捕虜にする側。日本の律儀というか、理解し難いプライドというか(いまだに切腹というものの理解ができない)、その辺もしっかり描かれ、それに対するイギリス人の考えとか呆れ方とかもあって、なんかよかったな。

ハラとローレンスの関係を表すのに友情という言葉を用いるのが適切かわからないなぁと思うシーンがちょこちょこあったけど、4年後のシーンをみると確かにそこに友情はあったのかもしれない。あの年のクリスマスをいいクリスマスだとローレンスがほんとに思ってるかは謎だけどな(笑)
ラストのビートたけしのカットは有名で観たことあったけど、ああも印象に残るとは思わなかった、とってもよかった。

語らずにいられないのが、やはりデヴィッドボウイ!あぁ、こんな色気とオーラだだ漏れる?と言うくらい登場シーンからよかったな。どうしても彼を起用したかった、なんて話を聞いたことあるけどそうだよね〜〜〜となった。あのキスシーンはドキッとしたなぁ。昔のトラウマを払拭させるようで、あれで自分がどういう罰を受けようとも、はたまた殺されようとも、ああすることがいちばんの自分への救済だったのかも…なんて思った。

それにしても、ほんとに昔の映画って異様に早口だし、ぼそぼそ話すし、ほとんど聞き取れないのわたしだけ?(笑)
ビートたけしがそうなのかと思ったけど、坂本龍一も半分はわかんなかった。
去年ソナチネみたときもまるでわからなかったな…ローレンスが話す日本語と同様に聞き取れず、ほんとに字幕をつけてほしかった…(笑)
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