ジョニー・トー
なにげに5本目|ω・)
どの視点が真実なのか
人間のうちに秘めた人格が『見える』バン刑事。よく刑事ドラマにも死体があった所に寝て被害者の立場になるとかいうのがあるけど、このバン刑事は徹底的に犯人になりきる。犯人の性格になりきり、数々の難事件も解決してきたがその時の奇行が原因で辞めさせられる。
5年後、若手刑事のホーがウォン刑事失踪事件解決の協力を求めてバンの元にやってくる。ウォン刑事の相棒だったコウ刑事には7人の人格がいるのだが…
これ面白い!
実は観るの2回目なんやけどね、もううろ覚えでね見直したらやっぱり面白かったね。
人格が『見える』のをどう表現するのか
コウ刑事の7人の人格。どうやら監督が女は狡賢いと思ってるかどうかわからんが最後まで女と人格が絡んでくる。
発想がもうすごいよね、バン刑事の視点とホー刑事(多分一般人の視点かな)の視点から見る世界が同じようで全然違う。バン刑事の行動がホーからしてみたら奇行に見える。でもバン刑事は自分の捜査方法を曲げない、突っ走るし暴走する。どの視点で見るかで感想もかわるかも。
「なんで自分の耳をあげたんですか」
「ずっと見てきたがあの人はもう一つの人格がなかった、尊敬に値する」
他人から見たら理解できない行動でも本人には理由がある。
「撃てば他の連中と同じだぞ」
「俺も人間、皆と変わらない」
自分の目は真実を見てるのだろうか。